知っトクセミナー「口腔体操」👩‍⚕️

今回の知っトクセミナーでは「口腔体操」を行いました。
高齢になってくると様々な筋肉が衰えてきます。口の周りの筋肉も弱くなってきたり、唾液量も減ってきます。そしてこれらが原因で誤嚥(食べ物がのどにつまる)をしてしまうのです。誤嚥はとても危険で、肺炎や最悪の場合死に至る恐れがあります。
今回はそうした問題をテーマに「パタカラ体操」「嚥下体操」を行いました。

「パタカラ体操」
「パ、タ、カ、ラ」それぞれの発音は舌や口の筋肉を鍛える効果があり、食べたり飲みこんだりする機能を鍛えることが出来ます。パ・タ・カ・ラが含まれている文を発音したり、「パパパ・・」「タタタ・・」と連続して発音するなどの体操があります。


「嚥下体操」
嚥下で大切なのはもちろん口周りの筋肉もですが、唾液も大切なんです。高齢になってくると唾液量が減り、のどに詰まりやすくなったり誤嚥のリスクが高まります。嚥下体操は唾液がよく出るようになり、飲み込みやすくなるので誤嚥を防ぐことにも繋がります。
この体操では首や肩の周り、顔の体操を行いました。また食べる時の姿勢も大切です。姿勢を意識して首肩の周りのストレッチ、顔の体操では口を膨らませたりすぼめたり、舌を前上左右に出す体操を行いました。


たくさんの方が興味を持って参加され、皆さん熱心に取り組んでくれました。📖
口は食べる事だけじゃなく、食べ物を味わう、話をする、笑うなどたくさんの機能があり、これらは脳にとても大切な刺激を与えているんです。皆さんも食事前の少しでいいので、「パタカラ体操」や「嚥下体操」をしてみて下さい。口腔体操をすることで、美味しく楽しく健康寿命を延ばしましょう。👨‍👧‍👧